育児と自己研鑽とのはざまでゆれるエンジニア

もっと優れたエンジニアになりたいと常に思っている。 そうなるためには努力することが必要だ。 けれど自分一人だけの人生でないのでそうもいかない。
育児エンジニアは時間がないのでいかに勉強時間を作れるか・集中できる環境が作れるか、この2点ができるかが重要になる。
そして物理的に使える時間が少ないので諦めることも必要になってくる。 諦めきれず悶々としてストレスをためて家族に迷惑をかけないように、いっそ思い切って諦めることも重要。 何かを諦めるかわりにこれだけは諦めずにやる、という取捨選択をしなければいけない。この取捨選択は大事。

少ない時間の中で家族に迷惑をかけずに努力するにはどうするか?
こどもたちが寝静まったら勉強時間として使うこと。こどもたちと一緒に寝てしまわない。ゲームしない(最近Nintendo Switch買ってしまった。スプラトゥーンやりたい)。テレビ見ない。コードを書くのだ。

コードを書く上で最大の敵はこどもたちからの妨害工作である。なのでコードを書く時間はこの時間しかない。 だがしかしこの時間は嫁からの妨害工作がある。彼女も人間なので構ってもらいたいのだ。 週末はどこ行くかだの、この服いいだの、このドラマ面白いだの、色々ある。そう色々。 なのでできるだけコードを書きながら適当に相槌を打ち、集中しひたすらコードを書く。いや結局集中できないんだけれども。
最近はミシンにハマっているので非常にありがたい。おかげでコードに集中できる。

ではちびっこたちが起きているときはどうするか?...

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『Laravelリファレンス』を読んだ

『Laravelリファレンス』を読んだ。
このフレームワークがどういったものなのか、より詳しく知りたいのであれば読む価値はある本。 養成読本はLaravelの紹介という感じが強かったが、この本は紹介+こんな使い方です、という感じ。
フレームワークやPHPがわからないという初級者ではなく、ある程度わかっている中級者向けの本。 DIなどは初級者じゃわからないんじゃないかな…

laravel-reference-book

Chapter 01からChapter 05まではとてもよい。 Laravelの概念や、フレームワークがどういう機能をサポートしているかが細かく書いてあった。 Laravelがどういうことができるのかを想像させるに十分な内容だった。
しかしそれ以降の章がわかりづらかった…。

Chapter 06ではテストについて扱っているのだが、...

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『Laravelエキスパート養成読本』を再読した

『Laravel養成読本』を再読した。
Laravelを俯瞰するための本としてはよいけれど、 これを参考にしてプロダクトが作れるかというとそこまでLaravelの機能について深く説明はないので 実際にLaravelを使ったアプリケーションを作るときはLaravelの公式のドキュメントを読み込む必要がある。

laravel-mook-book

出版が2016年と古いこともあり、内容の半分がLaravel4で説明されていて バージョン5系と4系はディレクトリ構造など違うため参考にできない箇所が多い。 とはいえLaravelの雰囲気を感じるものとしては役に立つだろう。 2017年9月現在ではLaravel5.5まで進んでおりいまだとLaravel4の内容はちょっと役に立てられないかも。

この本の見所はChapter 3とChapter 4。
Chapter 3のLaravelの根幹の概念である、ファサード・IoCコンテナについての説明が非常に為になった。
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『なるほどデザイン』を読んだ

『なるほどデザイン』を読んだ。
デザインに関するものごとを視覚的に「なるほど」とわかるように説明した本。
とてもわかりやすく、デザイナーだけでなくエンジニアや資料を日常的に作るビジネスパーソンにも役に立つ本。気軽に読める内容の本でとても面白い。

naruhodo-degisn-book

オライリーの本やお堅い技術書と比べると、本自体が見やすくて読み手が理解しやすいようにデザインされている。
どのページにも「伝わるデザイン」というものが徹底されている。
眺めるだけで勉強になる本。
それに比べて技術書は…特にオライリー。見出しと本文がほとんどでたまに図表。もうちょいなんとかならんのかな。
まぁあのくらいのお堅い感じがレベルの高い技術書っぽくさせてるんだろうな。
オライリー本がデザインされたら逆に売れないのかも。

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『いちばんよくわかるWebデザインの基本 きちんと入門』を読んだ

『いちばんよくわかるWebデザインの基本 きちんと入門』を読んだ。
タイトルのとおりとてもわかりやすかった。デザインの説明のための事例も豊富だし見てて飽きない。
Webデザイナーだけでなくエンジニアやディレクターにもおすすめ。

webdesign-basic-book

どんなにインフラやバックエンドが作り込まれていても見た目が良くなければユーザーは見向きもしない。 ユーザーが見てくれる・触ってくれるようなものを作りたい。 自分で見た目のデザインまである程度のレベルのものを提示できたら、 と最近強く思うようになったのでデザインに関する勉強を始めた。
この本はWebデザインで必要なものをひととおり学べるので非常によい。

フロントエンドをいじるときはおおいにこの本の内容が参考になる。
たとえばレイアウトを組んだり、マイクロインタラクションとしてアニメーションを入れたりするとき、 ボタンの色をCSSで指定するとき、UIを設計するとき、...

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技術は手段。大事なのはユーザーが喜ぶかどうか - 『Web製作者のためのUXデザインをはじめる本』を読んだ

最近、エンジニアとして仕事をしていて「ユーザーに本当に価値が届いているのか」 「本当に自分が作ったものでユーザーが喜んでいるのか」と疑問に思いながら 日々のタスクを忠実にこなしていたのだけれど、 チームにUX/UIデザイナーがJOINすることになり、UXも合わせてUI・画面のデザインを再デザインしてもらったところ、 今までのものとははるかにユーザーに寄り添ったものになっていくのを目の当たりにした。
これまでのものは、ディレクターからのふんわりとした要件をエンジニアが ポイントを抑えつつ試行錯誤しながら画面設計も含めて実装に落とし込んでいたのだけれど、 アクティブなユーザーがなかなか増えていかない。
機能を作った自分は、「とりあえずタスクが消化されたし問題があればあとで改善すればいいか」としてそこで達成感だけ味わって後は塩漬け。 そうやっていつまでも改善されていかない。
このやり方でいいものかと思っていた矢先、上記の改善を目の当たりにしてカルチャーショック。

サービスをサービス足らしめるのは技術ではないんだな、と納得した。
あくまで技術というのは実現するためのサポート・手段でしかない。そうであるならエンジニアってWeb開発における主体性ってあまりないんじゃないか? もちろん技術は楽しいものだけれど、作ったサービスで誰かを幸せにしたいって思うならエンジニアリングだけじゃダメなんじゃないか?
キラキラした最新技術だけを追っかけてそれで満足して本当に大事なものを見失ってないか?

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『初めてのAnsible』を読んだ

オライリーの『初めてのAnsible』を読んだ。 原題は『Ansible: Up and Running』。
「初めて」はどこから来たのか…。まぁ初心者をターゲットにすると売れるからなぁ。 先日の『Infrastructure as Code』に引き続きインフラ本2つ目。 最近のオライリーのインフラ本は青いね。Docker本も青いし。 てか最近本しか読んでねぇな。オライリーの書評ブログになってるなぁ…子守しながらだと本しか読めない…

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本書はタイトルに「初めて」と冠してあるとおり、内容はとてもわかりやすい。
どうAnsibleを使ったらいいのか実践形式で簡単なPlaybookの実行から複雑なPlaybookの実行をとおして教えてくれる。 また、カスタムモジュールの作り方も記載されてあるので、もしモジュールがない場合はここを読むと役に立ちそう。

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『Infrastructure as Code』を読んだ

オライリーの『Infrastructure as Code −クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス』を読んだ。 原題は『Infrastructure as Code -Managing Servers in the Cloud』。
この本の内容を簡潔に説明すると、「デプロイパイプラインを整備せよ」「そのためにテストを書け」 という内容に尽きる。

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説明している技術的な要素についてはインフラ界隈をウォッチしていればなんてことはない内容だと思う。...

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『ゼロから作るDeep Learning』を読んだ

『ゼロから作るDeep Learning』を読んだ。
ライブラリの使用はnumpymatplotlibだけに留めスクラッチでDeep Learningのプログラムを作りながらDeep Learningについて学ぶ本。
冒頭で「誰のための本か?」と「誰のための本でないか?」ということを明確にしており、この本を読めば何がわかるのか、わからないものは何か、というのがはっきりしているので読みやすい。
ちなみに本書ではCaffeTensorFlowChainerなどのディープラーニングのフレームワークの使い方の説明はしないし、自然言語処理や音声認識は扱わない。個人的には音声認識のディープラーニングに興味があるので残念。

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「GW」それはゲートウェイと読む

「GW」と書いてあるならそれは「ゲートウェイ」と読む。
プログラマまたはネットワークエンジニアならでは。

今年のGWは前半は仕事をして後半は子どもを連れて帰省した。

GW中に仕事に家族からのブーイングを受けながら仕事。
午前は家族サービス、午後は仕事。
気分的に休みだと頭も休みな感じ。 その分リラックスしてコーディングができるからかえって良かったりする。
窓の外に広がる田んぼも田植えが終わった様子。
のんびりしながらコーディング。よい。

tanbo


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