リモートワークにおけるテキストでのコミュニケーション

リモートワークを開始して2ヶ月が経とうとしている。

リモートワークは難しい。
やはりコミュニケーションコストがかかってしまうのは否めない。
ただ、難しいが工夫次第でいくらでも改良は可能だと今のところは思っている。

テキストのやりとり限定だが、 リモートでもコミュニケーションをうまく取るために、以下のことを心がけている。

  • テキストはやわらかく。なるべく絵文字を使う。
  • 用がなくてもつぶやく。
  • 文章にできるだけ情報を詰める。
  • 抽象的なことはつぶやかない。具体的なことをつぶやく。
  • あえて行間を読まない。
  • 言葉の選択を間違ってもくよくよしない。

以下、ひとつずつ説明する。

テキストはやわらかく。なるべく絵文字を使う

テキスト中心のコミュニケーションの場合、 ほんとにテキストだけだと、文章からは感情が伝わらずかなり冷淡な文章になってしまう。

絵文字・顔文字があると、 文章にフランクな印象を与えることができる。
同じ言葉でも絵文字・顔文字があるだけでだいぶ印象が違う。

事実だけをやりとりするような場合は、絵文字・顔文字を使用しなくてもいいのだが、 一緒に仕事をして目標を追うとなると、冷淡な印象になってしまうのはまずい。
ましてや相手にいらぬ誤解を与えるかもしれない。

この記事 にもあるとおり、 絵文字・顔文字を使うとチャットの雰囲気が明るくなる。
また「会話しやすい雰囲気」ができるのもミソ。

絵文字はSlackだけではなくGitHubやRedmineでも使うことができる。 Redmineはプラグインを入れる必要があるが、GitHubは何もしなくても使える。

用がなくてもつぶやく

リモートで仕事をしていると、 仕事しているかみんなはわからないので仕事しているアピールor生存確認のためにつぶやいている。
要するにpingされなくてもセンターサーバにpingのリプライを自発的にやっているようなものだ。

また、困っていることをつぶやけばすぐに優秀なチームメンバが解決してくれる、というメリットもある。

文章にできるだけ情報を詰める

テキストだけでわかるようにできるだけ情報を詰める。
それでもコミュニケーションロスしそうな場合は大人しくappear.inを使って対面で話して解決する。

抽象的なことはつぶやかない。具体的なことをつぶやく

テキスト中心のやりとりの問題の一つで、 抽象的なメッセージは具体性を欠くため、メッセージを受け取った人が邪推してしまう可能性がある。
邪推させてしまうと疑心暗鬼につながってチームの機能不全を引き起こしてしまう。

なので、受け手がいろいろな解釈ができそうな表現は避ける。
具体的に、はっきりと文章を書く。

あえて行間を読まない

抽象的なことをつぶやかないのと目的はほとんど同じ。
他の人たちのメッセージの行間を必要以上に読んでしまうと、全てが自分に対する批判のように見えてしまう。
リモートワークでは、見えない敵とつい戦いがちである。
自分への明確な批判については金言だが、全てを自分への金言として考えてしまうと不要な重荷を背負うだけ。

基本的には、自分を信頼しているものだと信じ、 自分もみんなを信頼しよう。 そのほうが集中できる。

言葉の選択を間違ってもくよくよしない

テキストでのやりとりが中心になるので、誤解されないよう言葉の選択に非常に気を使っている。
しかしときには時間的な制約のために中途半端な文章だったり、わけわからない文章だったり、邪推されかねない文章だったりするときがある。
そういう場合はあとで後悔するのだが、そこはくよくよしてもしょうがない。
ひどい時には日本語がそもそも間違っているという場合があり、穴に入りたくなるときもある。

そんなときは発想を変えよう。
日本語すら不自由してしまうアホであることのアピールになったとする。
それはそれでよい。
「自分がよく見られたい」という気持ちは邪魔だ。 むしろそういうことを気にしなくなり、本当にやりたいことに集中できるようになる。

まとめ

リモートワークは難しいけれど、できないことはない。
コミュニケーションについて多少の問題はあるが、
個人的にはメリットのほうが多いと思っている。